2010.9.28 会場風景
本望マサ子
 隣家に二匹の雄猫がいる。白黒のその猫達は、二年程前、やせ細って、海辺の道に捨てられていたそうだ。
今や、我が家の三毛猫嬢以上にたっぷりしている。

 三匹の猫たちは、庭先や車庫で出会っては、テリトリーを主張してか、オーオーと声を張り上げて対峙している。
一匹で頑張る三毛猫を、どんなにいとおしく思っていても手がだせない。側近く行けば、パッと散開してしまう。
余計なお世話だとでもいうように。

 時として向ける冷たい眼差しさえもいとおしい猫たち。そんな猫たちを版画にしてみました。
そして、見慣れたお気に入りのもの達の版画など、17点程展示したいと思います。(本望マサ子)

<略歴>
1993年 日本版画協会展初入選
1997年 新潟県展無監査
2002年 版画協会展準会員推挙
2004年 ギャラリーアート新潟、楓画廊で個展
2010年まで版画協会展に出品、
ふるさとの作家シリーズ展、個展(羊画廊)

他、グループ展、ガラス絵展など多数
「ひるさがり」
27×36.5cm 木版画 2010年

「ひとやすみ」
「物思い」
「どこへ行こうか」