2014.1.17　会場風景

　私の作品はある意味譜面です。
　右左も上下もない○、始まりがあって終わりのないうずまき、繰り返されるハッチングなどがその要素です。
　それらはいくつかの楽章に分けられ、旋律は変化していきます。
　音色を決めるのは、それ自体が文化的背景を持った多様な紙、情を反映させる色たちです。
　たわいない日常の中で発見した旋律をそうしたものたちで描きたい。
　自分らしさは、奇抜にすることで得られるものではなく、日常を貫くものだと思うのです。
　正義を描けば、それを際立たせる邪悪さを何者かにお仕着せねばなりません。
　私は、そのような世界観で語りたくはないのです。　（林 孝彦）

※ワークショップは両日共に定員に達しました。ありがとうございました。

小羊画廊 ワークショップのお知らせ 「林 孝彦 銅版画講座」

◆ 講師／林 孝彦
◆ 日時／（1）１月18日（土）14：00〜　（2）１月19日（日）13：00〜（１講座は２時間程で終了いたします。）
◆ 会場／小羊画廊 （新潟市中央区西堀通り7番町ホワイトプラザ西堀2F）
◆ 定員／各回５名　要予約
◆ 料金／お１人　3,000円 （材料費込み）
◆ お申し込みは羊画廊 025-224-1397 まで。※定員になり次第締切りとさせていただきます。ご了承下さい。

◆ 講座内容
　 銅版画経験者の方は原版（ハガキサイズ程度）と刷られた作品をお持ち下さい。
　 色刷り・凹凸版刷り・雁皮刷りなど刷り方の違い、あるいは漉き方の違う紙による違いを試して頂きます。
　 未経験者の方には、その場で描画できるプラスティック版で銅版画と同様の刷りを体験していただきます。

◆ 備考／当日は汚れても良い服装、または大きなエプロン等の服を被うものとゴム手袋をご用意ください。