2014.6.20 会場風景
 
明治の印判皿と現代の銅版画 -木原康行を中心に-
6月20日(金)〜7月1日(火)  羊画廊
20June.-1July. 2014  HITSUJI-GARO
子供の頃、明治生まれの祖母がいっしょに暮らしていた。古い器もごく当たり前に使われていた。
しかし、いつからかその器は姿を見せなくなり、新しい食器に変わった。
最近、お客さんの作品の整理のお手伝いをするようになり近郊の道具屋さんの競りに参加している。
そこで懐かしいモノたちに出会う機会が増えた。なかでも印判の器は、銅版に描いた絵を紙に摺り器に転写する技法や、
スクリーンプリントのように絵柄を抜いた型紙をあて捺染する技術がある。まさに版画の世界だ。
今展覧会はコバルトブルーの印判皿20点と木原康行さんのビュランの版画10点を展示。 (K)

<木原康行>
1932年北海道名寄市生まれ。1955年武蔵野美術学校本科西洋画科卒業。
1970年渡仏。S.W.ヘイターのアトリエ17で銅版画を学ぶ。その後、世界各地のビエンナーレや企画展に出品。
中村真一郎との詩画集『死と転生』(大阪フォルム画廊刊)などが刊行される。日本を代表するビュランの作家。2011年パリにて永眠。
木原康行 「consequence3」
27.5×21cm ビュラン 1978年
「捺染による皿」
φ28.5cm

木原康行 27.5×21cm ビュラン 1978年
「consequence1」
「consequence2」
「consequence5」

「consequence6」
「consequence7」
「consequence8」 21×27.5cm

「consequence9」
「consequence10」
「consequence11」