夏の短い常設展 8月16日(日)〜18日(火)  羊画廊
16 Augst.-18 Augst. 2015  HITSUJI-GARO
ここに掲載したアンドレイ・カマロフ(1955〜?)の蔵書票は1993年に彼に依頼したものだ。
極東ロシア、ウラジオストク在住の画家で、当時、そこで銅版画を制作したのは彼ひとりだったと思う。
蔵書票も海外のマニアから依頼を受けて制作していた。会ってみると同年のせいもあり、親しく付合うようになった。

カマロフは酒好きで、そのためによく問題を起こしていた。最後に会った時、酒は辞めたと言っていた。
しかし我慢出来ずにまた呑み始めたのだろう。中国旅行の際に酒が原因の事故で亡くなってしまった。
新潟へ遊びに来るように何度か誘ったが、ついに来ること無く別れてしまった。

日本に来なかったカマロフの思い出も含めて、今回の夏の短い常設展で、
彼やスペインの作家ピファンなどの海外アーティストの作品10点を展示します。(K)
アンドレイ・カマロフ 「作品」
36.5×60.0cm ドライポイント、手彩色
アンドレイ・カマロフ 「蔵書票」
6×7.5cm ドライポイント、手彩色